病気
October 30, 2021
腹痛にはらはら?
朝のへやんぽからハウスに帰りたがらなかった日、大好きなパパイヤのおやつさえ食べないほど食欲不振になったそらくん。
おなかが痛いような様子…温かくして様子をみるも変わらないので早速病院へ行きました。
おなかから下がだらんと、力が抜けているような様子もありました。
おなかのお写真では、胃はふくれておらず腸が鮮明に写っていて、点滴と痛み止めでうっ滞の治療をしていただきました。
いつもなら帰宅する頃には元気になってごはんを食べたりするのですが今回は違いました。
朝になっても点滴のお水が抜けきらず食欲も戻らないのでかかりつけの病院へ。
きっぱりと強い確信をもって「腸は詰まっていません」と断言いただきまずはホッとしましたが、血液検査に異常はなく、おなかに力が入らない様子と食べない原因が分からない…
時々キャリーの中のクッションをほじったりして、全く元気がないわけでもないのにイキイキしていない…
体に点滴が残っているから追加はできないし痛みがある様子でもないので、おなかの動きを良くする飲み薬と強制給餌のフードを処方いただきました。
帰宅して落ち着いた頃に給餌してみて、ということで様子をみているといつものようにごはんを食べ始め、●も小粒ながら出るではありませんか。
昨日の点滴のお水も抜け始め、おしっこもたくさん出て、たぷたぷしていた腕がすっきりしました。
流動食いらないのでは…と病院にご相談し、では飲み薬だけあげてみましょうということでしたがみるみる元気になっていくのでお薬も(飼い主責任で)やめました。
以降はごはんもおトイレも問題なし、キラキラおめめのそらくんに戻りました。
一体なんだったのか…
病院からいただいたアドバイスは次回記録しようと思います。
皆さまにとって、健やかで充実した週末でありますように。
ありがとうございました。
December 23, 2019
おなかが痛い
木曜の夜、そらくんはお腹が痛くなりました。
日中はなんとなく元気がないように感じましたがじっとうずくまるほどでなく、夕方のハウスお掃除もいつものようにできたので油断してそらくんの気持ちに心を向けるのを怠ってしまいました。
動物病院が診療を終えた20時頃、そらくんは「おなかが痛い…」と……。
とはいえ24時間診療の動物病院ではうさぎの診療に深い信頼がおけず朝まで待つしかありません。
そらくんの刺激になるようなことはできるだけ避けて夜中もずっとそばについていました。
かかりつけの動物病院に行った頃にはピークは過ぎていましたがいわゆる鼓張症/うっ滞といわれる怖い病気でした。
先生に伺いましたが夜に発症した場合はやはり朝を待つしかないとのこと。
痛みを我慢する我が子を見守ることしかできず胸が痛いです。
毎度のことですが、治療を受けて帰宅するとけろっと治ります。
先生の適切な処置のお陰です。
念のため翌日に再診を受けて体調をチェックしていただき一件落着です。
もしかするとそらくんはうっ滞になりやすいのかもしれません。
予防といえる対策は無いそうでもどかしいです。
自身の忙しさ、余裕のなさに甘えてそらくんの声を聞き逃さないように、改めて気を引き締めて大切に育てたいと思います。
皆さまにとって、温もりにあふれ穏やかなクリスマスになりますように。
ありがとうございました。
September 06, 2019
爪切りと軽度のうっ滞
週末はかかりつけの動物病院に簡単な健康診断を兼ねた爪切りに行きました。
おなかの様子もお口の中も大丈夫、とのことで安心した数日後…
朝、ペレットを少し食べました。
おやつを食べる食欲もありました。
ですがハウスから出てこずずっと休憩ポーズ…
元気はあるけどどこかいつもと違う…
いつもとなんとなく様子が違うだけで体調不良ではないかもしれない…でももし体調が思わしくないのならひどくなる前に診ていただきたい…通院ストレスも慎重に考えなければなりません。
深く考えて病院に連れて行きました。
おなかの触診では「いまいちはっきりわからない」そうで問題なしといえる要素もなかったのでしょう。
レントゲンには(通常はみられない)おなかのガスが少しあったので点滴と痛み止めの注射をしていただきました。
「この後もしかするとガスがたまってくるかもしれない(うっ滞の手前かもしれない)」とのことで症状が出る前に治療です。
「食べてくれたら大丈夫」とのことで経過観察をすることになりました。
病院から帰ったそらくんは疲れた様子でしたが、食べて、出ていたのでおなかの様子は大丈夫そう。
その後しばらくは点滴の水分と思われる透明なおしっこが続いていました。
皮下点滴は腕の下にたまったお水がたぷたぷして見えるので観察が必要です。
初動がよかった(早かった)ためか大事には至らず、そらくんはいつものように元気に過ごしています。
食べて、出て、走り回って遊んでくれる日常がとてもうれしいです。
今回の受診の決め手となったのは、そらくんのおなかをそっと触ったら逃げてしまったこと。
なんでもないときはおなかを撫でたり軽くもみもみしても動じません。
痛いというほどでもないけれどなんでもなくない不快感があったのかもしれません。
うっ滞は軽度のうちに適切な治療を受けることが大切です。
食欲がなくなりじっとうずくまるようでは(獣医さんいわく)「論外」です。
様子の変化をいち早く察知してただちに受診してください。
そしてまたたいていの獣医さんはおなかの動きをよくするお薬を使いますが慎重にお願いしたいところです。
薬の力で無理におなかを動かすとうっ滞の進行を早めます。
うっ滞が疑われるときにおなかの動きをよくするお薬は食欲がでてから使うのがうさぎ診療の世界では定説だそうです。
とはいえ、いち飼い主が診療に口を出すこともはばかられますので難しいです。
その点エキゾチックのお医者様は理解が深いですので元気なときに健康診断などで診ていただくことが大切かもしれません。
あれこれ質問をして知識を深め、エキゾチックのお医者様とご縁を持つことがうさぎを守ることにつながるのではないでしょうか。
以前に救急でかかった一般の動物病院では「かかりつけの〇〇先生(エキゾチックのお医者様)はこのお薬を使いませんが今回使うのは何のためでしょうか?」と質問してみました。
私たち飼い主にも知識や経験が求められているように思います。
皆さまと、皆さまの大切なうさちゃんたちにとって、健やかで楽しい週末になりますように。
ありがとうございました。
January 25, 2018
深夜の救急病院
急性胃拡張…とても恐ろしい病気です。
何の前触れもなく突然症状が現れ、うさちゃんは強い腹痛に襲われます。
一刻も早い処置が必要です。
食べない、出ない、じっとうずくまっている…などの様子で判断できます。
そらくんは昨年のこの寒い時期に急性胃拡張にかかりました。
その時の様子は痛みで落ち着きなく動き回っては伏せる、の繰り返しでした。
遊びとは明らかに異なる動きでしたのでわかります。
幸いにも適切な処置を迅速に受けることができたため数時間後には回復の兆しが見えました。
その時の記事はこちら
健康診断と急性胃拡張
急性胃拡張について
そして先日、食欲が落ちていることに気づきどうしたのかと心配をしていたところでした。
全く食べない、全く出ない、というわけではなかったので急を要するとは思っていませんでした。
するとしばらくしてそらくんは腹痛がある様子を見せました。
時刻は日付が変わろうとしている頃。
かかりつけの動物病院は診察時間外です。
うさぎの診察が可能な救急病院に連絡をし、すぐに連れて行きました。
歯のチェック、触診、X線撮影をしていただき、少しおなかが張っているとのことでした。
よく言われるうっ滞です。
輸液(皮下点滴)と鎮痛剤の処置をしていただきました。
消化管の動きを促進するお薬は使いませんでした。
昨年の急性胃拡張のときにかかりつけ病院での処置内容をお伝えしたところ、今回はやめておくとのご判断でした。
救急病院での処置内容や検査結果はかかりつけ病院に転送(連携)しておいてくださるとのことでとても助かりました。
帰宅後のそらくんはハウス(ケージ)の中でじっとしていました。
夜が明けても何か食べた様子は感じませんでしたが少しはおトイレができていたためペットシートごと持参してかかりつけ病院に。
腹痛がおきた深夜、病院に留守電メッセージを残していたこともあり朝一番で受診しました。
受付を済ませたときは診察時間よりもだいぶ前でした。
看護師さんが待合室にいるそらくんを迎えに来てくださり、診察室の奥、暖かいお部屋へ連れて行ってくださいました。
急性胃拡張は寒いと悪化してしまうとのこと。
病院のご配慮に心から感謝するとともに、エキゾチックの診療に長けた病院ならではのご対応に頭が下がる思いでした。
うさぎの腹痛は一大事だと認識してくださっているからこそです。
画像データは救急病院でいたただいたCDを引渡し、診察は触診でした。
おなかが張ってはいるけれどそれほどでもなくわずかながらウンチも出ている、そらくんに活動性があり腹痛(激痛)の様子ではなさそう。
救急病院で投与していただいた鎮痛剤が効いているお陰で元気に見えるのかとも思いましたが強い腹痛がありそうな状態ではないとのことでした。
そういえば看護師さんが暖かいお部屋で待機中のそらくんの様子を「お顔を上げるなど落ち着いている様子」と伝えにくてくださいました。
体調の思わしくない子はぐったりと伏せてお顔を上げることもできずじっとしているでしょう。
診察中のそらくんは周りをキョロキョロ見回すなど、腹痛がある様子とは違っていました。
排泄と活動性があり、輸液と鎮痛剤は救急病院で処置していただいていますので、急性胃拡張のスタンダードなお薬は使わずおなかの動きを促進するお薬(内服シロップ)を処方していただき経過観察をすることとなりました。
3日間、朝晩飲んでもらうようにとのこと。
もしこの日の24時までに何も食べなければ翌日診察に来るよう言われました。
そんなに長時間の絶食状態に耐えられるのかと心配でお尋ねしましたが大丈夫とのこと。
そらくんを診察した先生は食欲が回復するだろうと見込んでそのようにおっしゃったのかもしれません。
帰宅後に飲んだお薬の効果か、病院疲れでおなかがすいたのか、お味が好みのペレットをもらったからなのか、そらくんはゆっくりと食欲が戻りました。
3日間の内服薬も頑張り、やっと日常に戻ってきたところです。
今回は完全に食べない出ない状態ではなかったため軽度のうっ滞だったのかもしれません。
それにしてもうさぎからの腹痛SOSは緊急性が高いからこそ心臓が止まりそうなほど驚き慌てます。
今後に備え、そらくんのプロフィールと既往歴一覧表を作成しようと強く心に決めました。
そらくんは食にこだわりがあるようで、一般的にうさちゃんが好むようなものを食べなかったり、いつものペレットを急に食べなくなったりします。
万が一の買い置きをわんさとストックし、本日もそらくんの様子を見守ります。
まだ寒い日が続くようですので、皆さまと、皆さまのうさちゃんにおかれましてはどうぞ暖かくしてお過ごしください。
皆さまにとって、心配事のないリラックスした週末になりますように。
ありがとうございました。
November 03, 2017
うさぎと病院
うさぎの病院を選ぶときに指標になること…それは…。
「エキゾチックペット研究会」ではないでしょうか。
うさぎはもちろんエキゾの診療に長けた先生方が大勢いらっしゃいます。
こちらに所属されている先生であればうさぎの診療に慣れていらっしゃると思います。
とはいえどなたが所属されていらっしゃるのかわかりませんので動物病院の先生に直接お尋ねすることしかできないのですが…。
一日または一週間にウサギさんはどのくらい(何匹くらい)診察に来るのか…ということもエキゾの診療が得意な獣医さんか知る目安になるでしょう。
うさぎさんが病気や怪我をしてからでなく、元気なときに良い動物病院を見つけておく必要があると思います。
爪切りや健康診断で何度も足を運びどのような病院か知ることが大切です。
これまでおよそ30年ほどうさぎと共に暮らしています。
うさぎを診てくださる動物病院は無いわけではありませんが、うさぎの診療が十分かといわれるとそうでもなく、物足りなく感じることもありました。
ウサギについて専門的な勉強をしたわけではないけれど臨床のご経験から得た知識で診てくださる親切な獣医さんもいらっしゃいまして、過去にはそのような動物病院のお世話になっていたこともありました。
そんな中ふとしたご縁でウサギの診療が得意な先生に出会いました。
ウサギはウサギ…独特な分野であると再認識させてくださる素晴らしい知識と技術をお持ちの先生であり、お話の流れからエキゾチックペット研究会の存在を知りました。
そして、それまでなんとなく感じていたエキゾと犬猫の違いというものがはっきりわかりました。
ウサギさんはワンちゃんネコちゃんの単純な応用では診療できないのです。
「犬猫の診療がほとんどだけどうさぎもできる限り診ます」という動物病院よりも、向上心をもってエキゾ獣医学のアップデートを頻繁にしてくださる、いわば「うさぎの先生」に診ていただきたいと思い、今に至ります。
素人の飼い主ですのでエキゾチックペット研究会について詳しくは存じませんが、現在の日本の獣医学では不足しているエキゾの情報・技術など、または既出の内容を掘り下げて、積極的に研究や情報交換をし、日々の診療に役立てていらっしゃる先生方のお集まり…という認識です。
もしうさぎの病院選びで迷われている方がいらっしゃいましたら、エキ研のことを思い出されてはいかがでしょうか。
多くのうさぎさんが安全と健康でありますように。
お立ち寄りいただきありがとうございました。